ユンヨジョンの息子はアカデミーの原動力!ユン食堂の息子達!「ミナリ」の意味は?波乱万丈プロフィール - 韓国エンタメFANFUN

ユンヨジョンの息子はアカデミーの原動力!ユン食堂の息子達!「ミナリ」の意味は?波乱万丈プロフィール

ユンヨジョンさん。お名前を聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかと思います。

2021年映画「ミナリ」で、見事!第93回アカデミー賞助演女優賞を獲得した韓国女優さんです。

韓国のお母さんおばあちゃんといったイメージがあり、韓国ドラマを見たことある人でしたら必ず顔を見たらわかるはずです。

若い頃からの波乱万丈なプロフィールを含め、実の息子さんや芸能界での息子達、そしてアカデミー賞を獲得した映画「ミナリ」についてまとめました。




ユンヨジョンのプロフィール

画像提供:wowkorea

名前:ユン・ヨジョン

生年月日:1947年6月19日(77歳)

身長:163cm

血液型:B型

出身:京畿道開城府(現・北朝鮮開城市)

学歴:漢陽大学校国文学科中退

77才なんですね。この年令でこれだけ輝いて多くの人に愛されるというのは、本当に凄いことです。

それはユンヨジョンさんのお人柄によるものが大きいのでしょうね。

ここまでは本当に波乱万丈の人生だったようです。

大学1年生の時に、番組アシスタントをし、その時の司会者の勧めがあってタレントオーディションを受けることを決めたそうです。

そして1966年(19歳)オーデションに合格し、芸能界に入り女優としてのスタート切ります。

1971(24才)年、映画「火女」に出演して一気に人気に火が付きました。

広告モデルにもなり、そのおしゃれな着こなしからファッションアイコンとして大人気となったそうです。

その頃から演技やファッショニスタとして、人々の羨望の的だったのですね~。

そんな人気絶頂の時に、人気歌手のチョヨンナムさんと結婚します。

しかもチョヨンナムさんの留学のため、アメリカに移住し、その後13年間女優業をやっていませんでした。

私から見ると、ユンヨジョンさんはスパッと決断できる人なのだとびっくりします。

韓国での大人気の地位を捨てて、アメリカに行くなんて考えられません。

70〜80年代のアメリカでは豆腐を手に入れることが難しかったらしいです。

ユンヨジョンさんは豆腐好きの夫のために、自分で豆を挽いて豆腐を作ったこともあったそうです。

凄いですねぇ。おはぎが食べたいなら、小豆から煮ておはぎを作ることはできますが、さすがに大豆を挽いて豆腐を作るなんて今でも難しそうです。

アメリカで2人の息子さんに恵まれ、過ごしていたユンヨジョンさんでしたが、その後韓国に帰国し離婚。原因は旦那さんの浮気癖だったようです。

ここまででも充分波瀾万丈ですが、ヨンユジョンさんの人生はここからますます波瀾万丈なものとなっていったのです。



ユンヨジョンの息子たち

ユンヨジョンさんには、2人の息子さんがいます。

息子さんたちは2人とも今はアメリカに住んでおり、一人は結婚されているようです。

長男は、コロンビア大学を卒業後、ABC放送に就職したようです。その後退職し、現在はファッションブランドDKNYの創設者であるドナ・カレンの会社で働いています。

次男は、ニューヨーク大学を卒業。ユニバーサルレコード社系列のヒップホップレコード会社で働いています。

有名大手企業は全て経験したと話している次男。1番好きな音楽の世界を選んだんですね。

お2人とも超優秀なようです。

長男が転職を相談してきたときは「やりたいことをしなさい。あなたが幸せならそれでいい」と背中を押してあげたそうです。

アメリカから韓国に帰り離婚した後は、子供を育てるために仕事も選ばず必死になって働いたユンヨジョンさん。

その多忙のせいか、次男は愛情不足が原因と思われるチック症状が出たこともあったそうです。

子供と一緒にいたいのはすべての母親の思いです。でも生活のためにはそうもいっていられません。

自分のせいで子供の体調が悪くなったと思うといたたまれなかったと思います。とてもつらかったことでしょう。

次男がその後それらを克服し、アメリカの大学を卒業した時は本当にうれしかったでしょうね。

バラエティー番組で息子さんたちのことを語ったユンヨジョンさん。

息子さんたちにあまり干渉しないそうです。

韓国のお母さんは子供との関係が強くて、結構口も出してるような。

でもユンヨジョンさんは、「息子の人生は息子のもの」

あれこれ口出ししないようです。ユンヨジョンさんの年代では珍しいのでは。



ユンヨジョンの息子たちはアカデミーの原動力!

アカデミー賞受賞時のスピーチ、素晴らしかったです。感動ものです!

(C)A.M.P.A.S.

あのブラビに突っ込みを入れられる人なんてそういません。

映画「ミナリ」は、ブラッドピット、ジェニファーアニストンらが設立したプランBエンターテイメントが製作しました。

製作総指揮のブラビでしたが、撮影中は一度も現場に現れなかったそう。

それでヨンユジョンさんは

「やっとお会いできましたね、ブラッドピットさん」

と言って多くの笑いを誘ったわけです。すごい度胸です(笑)

英語でジョークを言えるって凄い。かなりの英語力です!

そして最後に

「2人の息子にも感謝したい。私を外に出て働かせた息子たちです。オスカーは、ママが一生懸命働いてきた証よ」とジョーク交じりで話してました。

スゴくないですか!?大変だった思いも今は思い出かもしれません。

晴れの舞台でこうしたウィットに富んだスピーチができるユンヨジョンさんは素晴らしいです。

息子さんたちへの深い愛情をいっぱい感じた私です。

ユンヨジョンの息子たちは心の支え

アメリカから帰り離婚した後、2人の息子さんを育てるために、ユンヨジョンさんは1985年(38才)に女優業に復帰しました。

20代の頃は自分は女優として充分やれているし、実力もあると思っていたユンヨジョンさんでした。

しかし10年以上のブランクはやはり大きかったようです。

20代のような若い女性の役もなかなか来ないし、かといって中年の役も中途半端な年令もあったのでしょうか、オファーがなかったようです。

なかなか思ったような演技ができず、役柄も生活のために端役でもなんでも受けていたとのこと。

昔の自分を思うと、かなり悔しい思いもしたでしょうし、情けなさも感じたのではないかと思います。

でもそこは息子さんたちの存在が心の支えになり、母の強さがあったから乗り越えられたのではないかと、私は思いました。

後年インタビューで「あの頃の私がいたから、今の自分がある」と答えているユンヨジョンさん。

私は、さすが大女優さんはすべてを自分の糧にして進んでいくのだと感心し、カッコいいなぁと思いました。

1987年、40才で出演したドラマ「愛と野望」は80年代最高の視聴率のドラマとなり、ユンヨジョンさんはファッションデザイナー役を演じ、見事人気女優として復活しました。

そして、1990年頃からはほぼ毎年テレビドラマに出演されています。1987年から60本弱のドラマですよ!凄いですねぇ!

代表作が多すぎてどのドラマにしようか迷ってしまいます。

最近では、AppleTV+の「パチンコ」(2022)「魔女たちの楽園~二度なき人生~」(2019-2020)に出演しています。

「パチンコ」は韓国系アメリカ人の作家・ジャーナリストのミン・ジン・リーによる同名小説を元に制作されたアメリカのドラマテレビシリーズです。

イミンホさん、キムミンハさんと共演しています。

「魔女たちの楽園~二度なき人生~」はユンヨジョンさんを中心に、パクセワンさん、クァクドンヨンさん、オジホさん、チュヒョンさんなどたくさんのキャストによる明るい人生ドラマとなっています。

映画にも2003年頃からほぼ毎年数本に出演されていますし、年令など全く関係なく素晴らしいお仕事をされています。

映画も代表作が難しいですが、やはり「ハウスメイド」でしょうか。

ほかに「チャンス商会~初恋を探して~」は切なくも温かい感動作品です。



ユンヨジョンの息子たちは「ユン食堂」にもいた!

芸能界にも息子がいっぱいいます。

「ユン食堂」「ユン食堂2」「ユンステイ」と、バラエティー番組で共演したイソジンさんやパクソジュンさんやチェウシクさんたちです。

(画像提供:wowkorea)

ユンヨジョンさん初のバラエティー番組「花よりお姉さん」で共演したイスンギさんも息子の一人ですね。

「ユン食堂」とは

人気俳優達が番組が決めた国に行き自ら料理をし、「ユン食堂」を期間限定で営業。その国地域の方や観光客に美味しい朝鮮料理を提供する番組である。

また、出演者の語学力にも注目されていた。

ユンヨジョンさんが社長兼料理長になり、みんなを引っ張ってきました。

でも実は料理が苦手だったと知り、びっくりしています。一人暮らしになり長年料理をしていなかったそう。

それで番組が決まってから迷惑をかけないようにと懸命に練習したそうです。

「ユン食堂」はインドネシアのギリ、「ユン食堂2」スペインのテネリフェ島・ガラチコとなんともローカルなロケーションです。

想像しただけでワクワクしますね。きれいな景色も楽しめそうです。

イソジンさんが常務で「ユン食堂2」からはパクソジュンさんがアルバイトとして合流。

バラエティーとは思えない豪華なキャストだと思いませんか!パクソジュンさんはスペイン語を勉強して大奮闘してたみたいですよ。

チェウシクさんが合流した「ユンステイ」はコロナ禍で海外へ行けませんでした。

それで逆に韓国在住1年未満の外国人の方を韓屋でもてなす形となりました。

そこでプルコギやピビンパなどを提供したのです。おいしそう!ユンヨジョンさんたちの作る韓国料理食べてみたいですねぇ。

シリーズ化されているということは、番組がいかに飾り気なく面白いものなのかを証明していると思います。

それはユンヨジョンさんの人柄がなくては成立しませんよね。

元祖毒舌女優と言われているらしいですよ(笑)

ユンヨジョンさんは演技をするだけでなく、ユーモアがあり周りの人々を楽しくさせるんです。

これからも芸能界の息子たちと楽しい番組をつくってほしいです。

残念ながら、「ユン食堂」は副社長だったイソジンさんが受け継ぐこととなり、2023年「ソジンの家」としてスタートしました。

「ソジンの家」はメキシコで屋台で見かけるキンパ、トッポッキ、コーンドッグを提供し、2024年の「ソジンの家2」ではアイスランドでコムタンスープを提供します。

ユンヨジュンさんの、自分たちで頑張ってお客様を楽しませたい、そんな想いは綿々と引き継がれていくようです。



ユンヨジョンの息子たちも絶賛!アカデミー賞受賞作「ミナリ」の意味が深い

映画タイトルの「ミナリ」とは、韓国語で野菜の「セリ」のことだそうです。

著作権: ©A24

でも、どうしてその「ミナリ」がタイトルになるのか不思議ですよね。調べてみました。

ユンヨジョンさんは2021年この映画「ミナリ」で、第93回アカデミー賞助演女優賞を獲得しました。

韓国人で初めて、アジア人でも1957年「サヨナラ」でのナンシー梅木さん以来だそうです。拍手です!!

1980年代にアメリカ、アーカンソー州に移住してきた韓国人一家を描く映画『ミナリ』で、ユン・ヨジョンが演じたのは、破天荒で毒舌な祖母スンジャ。

韓国系アメリカ人のリー・アイザック・チョン監督自身の幼い頃の体験を下敷きにした本作で、英国アカデミー賞やSAG(全米映画俳優組合)賞など、数々のアワードで助演女優賞を獲得している。

移民一家に次々と困難や苦労が降りかかるのですが、エンターテイメントの要素はありません。

彼らを淡々と静かに柔らかく見つめていく映画だと私は感じました。

周りに全く何もない場所で農地を開拓し、家族のためにアメリカンドリームを夢見る父親ジェイコブ。

子供や将来への不安から父親を理解できず困惑する母親のモニカ。

好奇心旺盛な子供たちは、敏感に新しい土地での自分たちの立場を感じますが、親たちより落ち着いてその中に溶け込もうとしていきます。

そこにやってくるモニカの母親スンジャをユンヨジョンさんが演じています。

元々は子供たちの世話をしてもらうために韓国から呼んだのですが、実際スンジャが子供たちに見せたのは花札とガサツな日常(笑)

決して優しい気の利くおばあちゃんではありません。

例えば、口の中で割った栗を食べろと渡すとか花札をやってるときに出てくる汚い言葉とか。もっとあります(苦笑)

最初はそんなスンジャを敬遠していた子供たちですが、スンジャの表裏のなさから与える安心感、器の大きさ、ほっこり感に次第に心を開いていきます。

家族の中で唯一自分に鎧をつけず、自分の思っていることを言い、やりたいことをそのまましているスンジャ。

それが周りに次第に影響していくのが興味深かったですね。

私が感動したのは、ユンヨジョンさんのあのハスキーな声や表情、演技がスンジャそのものだったということです。

めちゃくちゃ自然だったということです。素晴らしく見事で、演技だとは思えないくらいでした。

韓国のちょっと言葉の汚いおばあちゃんそのものでした。改めて凄い女優さんだと思います。

ユンヨジョンさんだからこそ、あのスンジャができあがり、映画の大きな核となったのだと思います。

だからこそおびただしい?賞を受賞したのでしょうね。

ちなみに、父親ジェイコブを演じたのは、超人気ゾンビTVシリーズ「ウォーキング・デッド」グレン役で世界的に有名になったスティーブンユァンです。これも嬉しかったですね。

シリーズ1では、まだ少年っぽさが残っていたグレンが父親役を演じるようになったんだと感動しました。

タイトルの「ミナリ」ですが、「ミナリ」は韓国語で野菜のセリのこと。

そういえば、仲良くなってきたスンジェと孫の男の子が家の近くの沢で、スンジェが韓国から持ってきた「ミナリ」の種を植えるシーンがありましたね。

日本に住んでいると「移民」とは、海外の話だと感じると思います。

どういったことか認識もあまりないのではないかと思います。私もそうでした。

違う人種、違う文化の中に溶け込んでいくということは、思うより簡単なことではないようです。

長い時間を必要とするようです。

タイトルの「ミナリ」は、韓国語で香味野菜のセリ(芹)。

たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている。 ~映画「ミナリ」公式サイトから~

”おばあちゃんが韓国から持ってきたミナリの種が、強い生命力・回復力で大地に根付いていく。

そのミナリのようにその地で力強く生き続ける。

そして子供や孫の世代には周りになじみ、ともにコミュニティを築いている”

そうなることを願うという意味のようです。

映画のラストシーンは、本当に美しいです!!出来事はいろいろと起こるのですが、優しく柔らかく心に沁みてくる映画だと思いました。



ユンヨジョンの息子たち・ミナリまとめ

こうしてユンヨジョンのことを調べてみて、私はユンヨジョンさんという女優さんがいかに素晴らしい人かということがよくわかりました。

50本もの韓国ドラマや多くの韓国映画に出演されています。すごいですよね!

77才という年令でも魅力的でかわいいところがいっぱいあって、たくさんの人に愛されて。

苦労もたくさんされたかと思いますが、素晴らしい人生だと思います。

しかも今でもとってもおしゃれ。ご自分に似合うものをお上手に着こなしていらっしゃいます。

ユンヨジョンさん、お元気でますますのご活躍を楽しみにしたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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